ヨガ的座り方比較 〜正座、横座り、あぐら、割り座〜
お盆に旦那の義母の親戚の家に顔を出すのが毎年のことになっています。旦那も私も実家が東京のため、田舎気分でお邪魔させて頂いてました。昨年、息子は2歳でしたがお行儀が悪かった、私も足をなげだしてお行儀が悪かったと言われてお叱りを受けてしまっていたそうでした。ひーヽ(´o`;すみませんっヽ(´o`;それを聞いて行きたくなくて仕方なくなり、心は正直だなぁと。久々に心がモワンとして気分がどんよりでした。法事があったわけではなく、畳の上の机でご飯をみんなで頂いたので、足をなげだしていたというのがちょっとどういうものだったか覚えてないんですが、足をくずして座っていたということでしょうかヽ(´o`;あぁ、そんなことを言われてしまうなんて恐ろしや・・・いや、反省、反省。
と、いうことで、今年は食事などの間、座り方を意識。きちんと座るって、椅子で生活していると難しいですね。
そこで気づきましたが、何もプロップス(ヨガ用の道具)なしできちんと座るって難しいですよね。プロップなしの流派もありますが、イシュタヨガはブロックや毛布やストラップを使ってのヨガポーズの修正が豊富なのもあり、ちょっと普段のヨガが過保護すぎてで私がひ弱なのかもしれませんが(^_^;)
まず、正座です。文句無しのキチンと感!ずっと正座で座っていればお行儀の良い嫁として認められることでしょう。しかし、ヨガマットなしですわると足の甲の骨のあたりが痛くなります。ここの骨はカーブしてますし、お肉に守られてませんから、身体の重みがこの部分にかかります。
写真は「クリニカルマッサージ」医道の日本社 より
レッスンならばヨガ的修正としてはヨガマットか毛布を敷くと痛くなくなります。
人によっては膝が痛くて正座出来ない場合もありますね。 そんな場合はブロックの上に座ります。膝の曲げた角度が大きくなるので膝の靭帯が楽なのです。
座布団がなかったんですよね。畳に座りながら、ヨガマットのありがたみを感じました。
よくある一般的な足を崩した座り方が、横座りです。これなら、お行儀悪いとは言われないでしょう。
しかし、この座り方、骨盤のゆがみのもとです。産後ヨガのティーチャートレーニングで助産師さんに絶対ダメと言われたのが印象深いです。この座り方でツイストというヨガポーズはありますが、左右対象にやりますから大丈夫なんでしょう。たしかに日常生活でこの座り方をしていたら骨盤によくないですよね。なので、イントラとしてはなるべくこの座り方は避けたい。
と、いうことで割り座(英雄座)。こちらは左右対象ですね。見た目もお行儀悪くないでしょう。
しかし、この座り方、膝の靭帯(内側側副靭帯)にかなり負担をかけるポーズです。私は新体操をやっていた頃に膝を怪我したこともあり、靭帯は短いか硬いかで、膝回りは敏感です。イントラとしては膝の怪我や痛みを知っていてよかったと思ってますが、こういうときに困ります。5分座るとやはり、じんわり靭帯が痛みます。ヨガ的修正なら、正座と同じでお尻の下に毛布かブロックです。
写真は「動きの解剖学」 科学新聞社より
そしてその曲げ続けたあしの痛みを和らげるには、カウンターポーズの膝伸ばしでしょう。長座です。 足をなげだしていたというのはこれのことでしょうか?楽チンだけど年配の方にはお行儀悪く見えるのですね。ヨガ的にも膝は楽でも、足を出せば腰が丸くなりますから腰椎の負担を考えると長くは座れません。
ヨガ的修正はお尻の下に毛布を敷いて、腰が伸びるようにします。
さぁ、そこで、ヨガ的に超正式でメジャーな座り方といえば胡座ですね。膝のあたりは左右対称ではないものの、私は外側靭帯は大丈夫なので、割り座のようなら膝の痛みがありません。骨盤がどっしり左右対称で安定もばっちりです。お尻に毛布を入れたらもっと腰が楽だけど前に足をのばすものより楽です。普段ヨガではこのあぐらでいることが、多く、訓練しているようなものなので長く座っていられます。ひょっとして去年、胡座かいたのかな・・?くせになってるし、無意識にあぐらで座ったかもしれない・・(>_<)ちょうど、仲良しのイントラ仲間が、実家に帰って胡座かいたらお父さんに怒られるに違いないって話をしてました。その時えっ、あぐらってダメなの??って思いましたが、ヨガ的にはフォーマルでも、世間的にはお行儀悪いんですね。私の認識不足でした。
あぐらの絵は「最強のヨガレッスン」 PHP研究所より
お行儀が悪かったと言われた以上、胡座と長座以外をローテーション。座りながら普段、毛布やブロックがいかに優秀か感じていました。訓練すれば身体は慣れていくから、普段あまやかしすぎかなとも少し思いますが、身体の個性に合わせた修正が豊富なイシュタヨガがやっぱり好きですね。特にアメリカで発展したヨガなので、正座や割り座への修正は日本人にはなんともないものも、細かい気配りが感じられます。あちらの方にはやりづらいんでしょうね。来年も行かなくては行けないようならヨガブロックを持って行こうかな。それもお行儀悪いでしょうか?男の人はいいですね、胡座が日常でもフォーマルで(>_<)
でも座り方の考察が出来ましたし、座り方の印象はヨギーと一般の方は違うというのもいい気づきでした。緊張やどんより気分もおかげで、日常のありがたみを感じられます。お叱りを頂くというのはありがたいことですよね。行く前はそう思えなかったことですが、帰り道にはそう思えました。
正直が本当に正しいか
アーユルヴェーダ講義に参加しました
継続は力なり・石の上にも三年
継続は力なりという言葉がありますが本当にそうだなと思います。石の上にも三年とも言いますね。息子が水泳を習い始めてちょうど三年です。6ヶ月のときに、親子水泳を始めました。当時、杉並区の子育て応援券が年間6万円分ポンと無償でもらえていました。(現在は一部負担の有償制になり金額も下がっています)それを使わなきゃということと、産後親子で楽しめる運動がしたかったこと、私も子供の頃から水泳を習っていたので、迷わず親子水泳に。おむつのとれていない赤ちゃんと入れるプールは意外になく、出来るようになる6ヶ月にすぐ始めました。ところが!体験ではギャン泣き。でもまぁ、慣れるだろうと入会するも、二ヶ月泣き続けました。行く度に、辞めようかと思いましたが、四人の子供を育てた母が、「子どもなんてすぐ慣れてすぐ楽しそうにやるわよ。」と、言うので続けました。数回で慣れるかと思ったらあまりに泣くので、最初はこんなもんかなと思いましたが、後から入会してくる赤ちゃんがどうも泣いてないし、比べて焦ることも。クラスは30分で、短いのに電車で3駅のスポーツクラブまで行き帰りの準備に時間がかかるし疲れる。入会金や、指定水着代がもったいないけど、夏も終わる頃、もうほんとに辞めようと思ったら、出来ることがちょっとづつ増えていったのです。まずは、お座りさせてプールにチャポン。たったそれだけのことでも自分から飛び込む風な素ぶりを見せたら大感激でした。嬉しくって辞めるのは来月にするかと。夏も終わるし、冬前にやめようか。そうしていると今度はお水に潜れるようになったり、一人で浮けるようになったり(腕の浮き輪はついてます)、泣かないどころか笑うようになったりすることで、冬でも辞めれなくならました。でも慣れた頃でもたまに、機嫌の悪い日があって泣く日もたまに。母に辞めようかと思うと何度かまた話しました。「多少困難なことがあっても頑張って続ければ出来るようになる。ってことが教えられるし、すぐ慣れるわよ。」と言うので、辞めずに続けました。もともとすごく慎重なタイプなので、なんでも人より出来るようになるのが遅いんです。ちょっとずつ出来るようになってきて親子水泳を卒業して1人のクラスになったとき、プールに飛び込むのがなかなか出来ずにまわりの子が、ダイナミックに先生に向かってダイブする中、なかなか入らない。やっと入ったかと思えば着物の女性が畳のへりをまたぐかのようなおしとやかさというか情けなさヽ(´o`;一応潜れるくせに、お風呂でもジャバっと顔にかけると泣くのが続いてました。幼稚園に入る四月に、忙しいので休会しました。その間に先生もかわり、クラスも進級し、五月にいくと、なんか先生にしがみついて潜らない。帽子にワッペンがついて級がわかるようになっていて、水に潜れますよという級だったのですが、なんと、先生に「赤ちゃんクラスから(進級時にテストを受けずに)そのままワッペン使ってますか?」と聞かれてしまいました。最初意味がわからなかったのですが、水を怖がる様子から、ワッペン偽物疑惑が向けられていたのですヽ(´o`;さすがに三年続けてきて情けないわと思っていたら、ある時を境にコツを掴んで飛びウオちゃんに変身したのです。きっかけはゴーグルをばあちゃんにプレゼントされたこと。お風呂で、ゴーグルつけてもぐるとよく見えるよと言って最初は嫌がりましたがやってみたら顔をつけることが怖くないと分かったみたいです。面白いことに、大人が脇を持ってスーッと水をくぐらすように潜らせるのと、自ら潜るのは大分違うみたいです。前者は赤ちゃんのころからやってましたが、自分からは出来なかったんです。お風呂で潜った時に、何度か鼻から吸ってしまい、ゲホゲホしましたが、それでさらに水中でどうすればよいかコツをつかんだようです。それから急にお風呂プールで楽しく潜るようになりました。幼稚園のプールにも石垣島にも間に合いました。飛び魚ちゃんまでの道のりはほぼ3年でした。続けてよかったと思っています。
そんなことがあったので、私は特に赤ちゃんとママのお稽古はぜひ続けてもらいたいなぁと強く思っています。体験にいらして泣いてしまうなどうまく出来なくてそれっきりってもったいないなぁと。ヨガでなくてもいいんです。赤ちゃんのお稽古はママがやりたいものでなんでもいいと思います。三歳すぎたらね、本人の意向を聞けばいいけれども。ママがやりたい気持ちがあるなら、少しくらい泣く時があっても慣れてくるし、出来るようになることも増える、友達も出来るし、なにより定期的に一緒に出かけるってそれだけでもいいじゃないですか。続けてこそ身につきますよね。形に見えるまでは時間がかかるけれども。親子ヨガを選んでくれる方にも続けてよかったとおっしゃって頂けるよう頑張らねば。