201611.19

【ヨガコラム #5】委ねること

Post by Tomoko

なかなか考えても答えが出ない大きなものから、ほとんど意識しないような小さなものまで、人生は日々決断の連続です。何かを選ぶことで、何かを失うこともあります。呼吸に例えるならば、息を吸い続けることができないように、すべてを留めておくことは無理だからです。何かを得るためには、何かを手放さなくてはなりません。生きるということは、その取捨選択の上に成り立っています。

手放すことで舞い込む苦労と、手放さないことで背負う苦労があるなら、勇気を持って前者を選びたい。今は、そんな心境です。現状に留まるか、一歩踏み出すか。その二つの間で揺れ動き、あれこれ思考が巡ります。失敗したくないと、先回りして考え過ぎると、それが自分の自由を奪ってしまいます。一方で向こう見ずに飛び出して、路頭に迷ってしまうこともあるかもしれません。

考えても考えても、結論が出ず、時間ばかりが過ぎていく。中途半端な状態が長く続くと、それがストレスになってしまいます。地に足が着かず、宙ぶらりんでいる感覚は、あまり心地の良いものではありません。それに耐えかね、いずれ決断のタイミングが来るのだと思います。考えるだけ考えたら、どちらであっても自分の選択を信じ、委ねるしかありません。いい意味で「なるようになる」と開き直ること。だからと言って、何も努力をしない訳ではありませんが、その結果に執着をしないようにするということです。

それを、ヨガでは「ヴァイラーギャ(離欲、無執着)」と呼びます。口で言うほど簡単ではありませんが、今のわたしにとって一番必要なものです。

新しい世界、未知なるものには、不安がつきものです。自分の安全地帯を飛び出そうとしているならなおのこと。でもそこにこそ、無限の可能性が待っています。それを受け取ることを許せるのは、自分だけです。

“Enlightenment is when a wave realizes it’s the ocean.”
—Thich Nhat Hanh

「悟りとは、波が自分は海だと気づくこと」
(ティック・ナット・ハーン)

息を吐けば吸えるように、すべては大いなる生命の営みの中にあります。自分をちっぽけな存在だと思わず、いつもその無限の可能性を信じていることができますように。

With love,
tOMoko ♥

believe
 
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