201612.20

深呼吸のすすめ

Post by Tomoko

こんにちは!ゲスト・ティーチャーの川原朋子です。

早いもので、師走も折り返しを過ぎ、2016年も残り10日ほどとなりました。年の瀬は、やらなければならないことに追われ、ただでさえ気持ちが焦りがち。限られた時間の中で、あれもこれもこなそうと、頭をぐるぐる回転させながら、あちこち動き回っていると、どうしても呼吸は速く、浅くなってしまいます。呼吸と神経系は密接に結びついているため、その状態がさらなる緊迫感をあおり、気持ちもいっぱいいっぱいに。それゆえ、より呼吸が乱れてしまう悪循環を、どう断ち切ればいいのでしょう?

まずは、深いため息をつくこと。たっぷりと息を吐けば、身体から少しでも余分な力が抜けて、心のこわばりが解けるのを感じませんか?日本では「ため息をつくと幸せが逃げる」と言われますが、呼吸のメカニズムを考えると、必ずしもそれは正解ではなく、むしろ逆だと思います。わたしたちの身体は、息を吐いたら吐いた分だけ、息を吸えるようにできているからです。それは物理的な意味でも同じ。古いものを手放さなければ、新しいものを手にするスペースがありません。呼吸はまさにそうやって、わたしたちの命を日々繫いでくれているのです。

頭の中のおしゃべりを静めたい。心の緊張を緩和したい。そう思ったら、まずは呼吸を深めることが一番。それには、十分に息を吐くことです。そしてもう一つ。壁や椅子を使ったり、ベッドやソファなどを利用して、足を床より高くあげてみましょう。その姿勢を取るだけで、脳に自然と「休息」の信号が送られ、心と身体が緩みます。人は緊張状態にあるとき、交感神経が優位になり、ストレスから逃げるか、あるいはそれに対抗して身を守ろうとする「闘争逃避反応」が起こります。つまり、立位など、足が床についている姿勢は、そのストレスに常に立ち向かおうとしている状態です。床から足を持ち上げることは、どこにも逃げなくていい、何とも闘わなくていいというメッセージを、自分に伝えているのと同じ。そのため、リラクゼーションを促す「副交感神経」が優位になり、「弛緩反応」が起こるのです。

忙しい年末。一日5分でも、それが難しかったら、2分でも3分でも足を上げ、上半身を楽に横たえて、たっぷりと呼吸をしてみましょう。夜寝る前の習慣にすれば、深い眠りを得る助けとなってくれます。

心身回復のヨガと呼ばれる「リストラティブ・ヨガ」は、この副交感神経を高め、自分を心地のよいリラクゼーションへと誘うプラクティス。プロップ(補助具)を使って足を上げ、ゆっくりとお休みする体勢は、人気のポーズの一つです。明日(12/21)は、19:15〜20:45まで、年内最後のクラスがあります。忘年会や、新年を迎える準備で慌ただしくなりがちな時期。全身で深呼吸して、心身の大掃除(デトックス)にもなるひとときを是非ご一緒しませんか?ヨガが初めての方でもまったく問題ありません。お時間とお気持ちの合う方は、今年一年頑張ったご自分へのご褒美を兼ねて、お気軽に起こしください。どなたでも大歓迎です。

Love,
tOMoko ♡