201609.23

心身回復のヨガ

Post by Tomoko
近年、シニア・ヨガや、椅子ヨガなどと共に、日本でも注目が高まっているリストラティブ・ヨガ。「リストラティブ」には、英語で”回復”、”復元”という意味があります。「心身回復のヨガ」「究極のリラクゼーション」とも呼ばれ、深い癒しを得るために、こうした静かなプラクティスを選ぶ人たちが増えているのも納得です。

それは確かに、奥深い癒しの世界なのですが、その癒しを提供しているのは、決してクラスを指導するわたしたちではありません。それは、プラクティスをしている本人の中で、自然と起こること。すべての癒しは「セルフ・ヒーリング」で、わたしたち指導者は、ご本人が自力でその癒しのスイッチを押すお手伝いをさせてもらっているだけです。

一つの生命体として、日々呼吸をして生きているわたしたち。普段意識することは少ないかもしれませんが、生きているということは、わたしたちが「命の力」そのものであるということです。例えば、切り傷ができて、血が出てしまったとしても、いずれその血は止まり、かさぶたができ、下から新しい皮膚が再生し、ときがくればそのかさぶたが剥がれ、傷が癒えていきます。わたしたちの身体は、誰に教わらなくても、それができる存在です。それは、ケガをしたら身体(命)が自ずとしてくれること。そのプロセスを頭で考える必要もありません。それがわたしたち誰もが持っている「自己治癒力」「自然治癒力」です。

リストラティブ・ヨガでしていることは、その力が発揮される環境に自分を置いてあげること。ただそれだけです。副交感神経を優位にし、リラックスすることで、心と身体は自らを回復する機能を取り戻していきます。リラックスの反対語はストレス。心や身体のこわばりとして表れているストレスを手放すことで、リラクゼーションが生まれ、わたしたちの命は、自分に必要な修復作業を始めていきます。わたしたちは、その力とプロセスを信じて、ひたすら身を委ねていればいいのです。

とは言え「身を委ねること」は、口で言うほど容易いことではありません。日々様々なストレスにさらされ、心身の緊張状態が続いていると、必然的に交感神経が優位になり、副交感神経を働かせていくことが難しくなってしまうからです。リラックスできないということは、それだけ自分が心や身体に負担をかけているということ。まずは、その頑張りを認め、「頑張らないこと」を、自分に許してあげましょう。そうすることで、癒しの旅の出発点に、自らを導いてあげることができます。

どんなに強靭な人でも、一年365日、一日24時間頑張り続けることはできません。本当に必要な場面で、自分らしく、心地良く頑張るためには、頑張るのと同じくらい(頑張りすぎている場合はそれ以上)、敢えて「頑張らない」時間や空間を確保して、バランスを取ることが肝心です。そうでなければ、いずれ心と身体が悲鳴をあげてしまいます。究極を言えば、自分を守ってあげられるのは、自分だけ。リストラティブ・ヨガは、そのための「セルフ・ケア」でもあるのです。

自分を慈しむことは、自分とつながるすべての人やものを慈しむこと。決して自己中心的なことではありません。愛情、思いやり、静けさ、穏やかさ…。それが何であれ、そもそも自分にないものは、誰とも分かち合いようがないからです。誰かを想うからこそ、まずは自分自身を大切に。その必要性を、誰もが理解することができますように。

10/5(水)19:15〜20:45は、どなたでもご参加いただけるリストラティブ・ヨガの単発クラスがあります。「セルフ・ケア」「セルフ・ヒーリング」のヨガを、是非体験してみませんか?リストラティブに限らず、ヨガの経験は一切問いません。プロップ(リストラティブ・ヨガに欠かせない補助用具)の都合上、定員は12名となりますが、どなたでも大歓迎です。どうぞお気軽にお越しください。

“It is not selfish to refill your own cup.  
So that you can pour into others.  
It’s not just a luxury.  It is essential.”

「自分の器を満たすことは、身勝手なことではありません。
そうすることで、誰かの器に注いであげることができるからです。
単なる贅沢ではなく、必要不可欠なことなのです」

With love,
tOMoko ♡

 
self-care-cup