201610.31

【ヨガコラム #3】Here and Now

Post by Tomoko

5日ほど前から、パートナーの仕事の都合でバリ島のウルワツに来ています。縁あって、わたしにとっては6度目のバリですが、ここは初めてのエリア。慣れ親しんだウブドは山側で、こちらは海側。街の雰囲気も違い、色々なことが手探りでのスタートとなりました。

日本を離れての海外生活は、自由で華やかなイメージがあるかもしれませんが、実際はそれだけではありません。これまでの当たり前が当たり前ではない土地で、自分なりの心地良さを見つけていくには、もちろん個人差はあれ、ある程度の時間とエネルギーを要するものです。特にそのプロセスを経ている間、マインドはここではないどこかにさまよいがち。「あれがあったらいいのに」「これがあったらいいのに」ないものばかりに意識が向いて、あるものに気づくことが難しかったりもします。

マインドは、もともと「今」に留まっていることが苦手です。考えるということは、マインドの大切な仕事ですが、たいていその思考は、過去か未来に向いています。今を感じようと瞑想をしても、昨日起きた出来事が頭の中に浮かんできたり、明日は何をしようと思いが巡ってしまうのも、珍しいことではありません。

頭の中が騒がしいとき、心がなんだか落ち着かないとき。そんなときは、静かに自分の呼吸に気づきを向けてみるようにします。呼吸の速さ、深さ、質…。何一つ変える必要はありません。ただ自分の吸う息、吐く息を感じるだけです。呼吸を味わうために、まずは自ずと目を閉じたくなるもの。それだけで、意識は一つ内側に向いていきます。鼻呼吸が苦しくなければ、柔らかく唇を閉じ、鼻先を通り抜けていく吸気と呼気に意識を向けてみます。

外から空気が入って来る吸気の冷たさ、内から空気が出て行く呼気の温かさに集中してもいいし、呼吸に合わせて「吸っている」「吐いてる」と心の中で静かにくり返すこともできます。あるいは、吸う息で自分の内側に招き入れたいもの、吐く息で外側に送り出したいものを、心の声で唱えてみるのもいいかもしれません。例えば、吸う息で「愛(love)」、吐く息で「平和(peace)」など、恐らくそのときの自分に必要な言葉が自然と浮かんでくるはずです。

吸う息も、吐く息も、それぞれ今、この瞬間にしか存在しません。呼吸を感じるということは、今を感じるということ。過去でも、未来でもなく、今を生きている自分の存在に意識を向けるということです。呼吸があるということは、今ここに命があり、自分が生かされているということ。その喜びを味わうことで、目の前にある問題が即決するとは限りませんが、そもそも問題を「問題」とするものの見方や、自分の思考パターンに、何か突破口が見つかるかもしれません。

With love,
tOMoko ♡

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