201703.12

すべての呼吸を平和のために

Post by Tomoko

東日本大震災から丸6年を迎えた昨日。クリスタルボウルの生演奏とのコラボで、チャリティ特別クラスを開催させてもらいました。おかげさまで、満員御礼のキャンセル待ち。チャリティの趣旨に賛同し、快くスタジオを提供してくださったBeyond代表の渚先生に、心から感謝しています。

毎年この時期は、様々な想いが巡ります。「まだ6年」「もう6年」今年もやっぱりそうでした。あの日、いつもと同じように学校や職場に行き、家事を始め、普段と変わらない一日の始まりを迎えていた人が大勢いたはず。正午を過ぎ、その数時間後に、想像を絶するような現実が待っているとは、恐らく夢にも思わず…。

そのとき、わたしは当時働いていた広告代理店がある都心の高層ビルにいて、下から地盤を突き上げるような尋常のない揺れに、一瞬何が起きたのか分からなかったことを覚えています。フロアにあったテレビがニュースに変わり、最初に目に飛び込んできた地名は、懐かしい東北のものでした。社会人になってすぐ、初めての勤務地として2年弱を過ごした仙台。そこを拠点に、東北6県と北海道がわたしの担当エリアでした。

目に映るニュース映像は、次第に現実のものとは思えないものに変わっていき、それをすぐには頭の中で整理することができませんでしたが、その月を最後に、会社員からフリーランスになることを決めていたわたしは、いてもたってもいられなくなりました。支援物資や義援金を募り、信頼できるルートを通じて、被災地に送ることを続けながら、現地を訪れ、次第に「ヨガに関わっているからこそできる応援を、必要とされるなら届けたい」と思うようになりました。

そうやって始めたヨガを通じたチャリティ活動がBreathe for Peace(B4P)。「すべての呼吸を平和のために」という願いを名前に込め、当時東北ではまだあまり馴染みのなかったリストラティブ・ヨガを、セルフ・ケアやセルフ・ヒーリングのツールとして、身近なものにしてもらうお手伝いを始めました。

例年なら、この時期は東北にいて、向こうでチャリティのクラスをさせてもらいますが、今年は東京。渚先生をはじめ、離れた場所からでも、復興地にエールを送りたいと願う方たちに賛同していただいて、昨日のクラスが実現しました。

クリスタルボウルを奏でてくれたのは、産声を上げた土地が仙台というMakikoさん。以前わたしが通訳をさせてもらったリストラティブ・ヨガ指導者養成講座以来のご縁ですが、Makikoさんが奏でるボウルの音色は、温かく、伸びやかで、スタジオ全体を包み込み、そして身体の細胞に染み渡るような透明感がありました。ご自分が生まれた大切な場所を想い、特別な気持ちで演奏してくださっていたのが、しみじみと伝わってきました。

そこに、昨日あの場に来ることを選んでくださった皆さんの波動がかけ合わさって、静かだけれど、力強いものが生まれたひとときだったと思います。そしてそれはわたしたちの中だけに留まることなく、想いを込めれば、必ず必要とされる人や場所に届いていくと信じています。

皆さんからお預かりした参加費、そしてレンタルマット代の全額は、震災遺児の進学の夢を叶える「みちのく未来基金」に寄付させていただきます。それはただのお金ではなく、たくさんの想いがこもった特別なエネルギーです。

6年経った今もなお、仮設住宅に暮らす方たちは3万5千人と言われています。昨年発生した熊本地震で被害を受け、同じように仮設での暮らしを余儀なくされている方たちは4万人。一人ですべての人を救うことはできなくても、多くの力が合わされば、一人でできないことも可能になります。大切なのは、たとえ物理的な距離が離れていたとしても、心を寄せ続けること。必要とされる限り、できることはたくさんあるはず。わたし自身改めて、そこに立ち返ることができました。

「どんな行動にも勇気が必要だけれど、それを支えるのは愛情」。昨日のクラスに参加してくれた友人の一人が贈ってくれた言葉を胸に、今後も等身大の応援を続けていきたいと思っています。お力添えくださる皆さんへの感謝の想いを新たにしながら…。

これからも「すべての呼吸を平和のために」♡

Breathe for Peace(B4P)代表
川原 朋子

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