Post by Nagisa
こんにちは。ヨガBeyond荻窪教室の代表のナギサです。
先日のしのぶ先生の英語のキッズヨガでは、感情がヨガテーマでした。
Happy な気持ちも、Sadな気持ちも、Angryな気持ちもいろんな気持ちがあるよ~。
いまどんな気持ち?
と聞いたあとで、
「どの気持ちが一番いいと思う?」というしのぶ先生の問いかけ。
「Happy や Joy」を指さす子どもたち。
でも、「ぜーんぶいいんだよ。」と、しのぶ先生。
「嫌な気持ちも、嬉しい気持ちも、ぜーんぶ自分で、ぜーんぶいいんだよ。」
そう、怒ったり悲しい気持ちはいけないことではありません。
その感情を押し殺して、奥にしまってしまって、なかったことにすることがいいことでしょうか?
その奥に押し殺した感情がいつか溜まりに溜まって爆発するかもしれません。
まずはいろんな感情を認めること。
ハッピーではないことも、自分の中にあると、気づいて認めること。
そしてその感情とうまく付き合っていくこと。
すべてヨガでしていることなんです。
またまた、息子の小学校のスクールカウンセラーさんからのお手紙にこんな文章がありました。
(普通の公立校にスクールカウンセラーなんて、私の頃と時代の違いを感じますね・・)
「嫌な気持ちになるのは、誰にでもあることだし、自然なことです。自分の中のいろんな気持ちと、うまくつきあっていくことが大切です。 でも、嫌な気持ちと付き合うのは、なかなk難しいことです。落ち込んでしまったり、誰かにやつあたりしてしまったり、一人ではうまく気持ちを切り替えられないこともあります。」
そういう時は誰かに話をきいてもらうといいでしょうと、スクールカウンセラーさんのはなしにつながるのですが、
苦しくなってから助けてもらうよりも、どうすれば苦しくならないようにすむか、
どうすれば自分の気持ちとうまく付き合っていけるかを教えてくれる機会が増えたらいいのになぁと思います。
もちろん、誰かに話を聞いてもらうのはイイ!
でもいつまでも誰かがずっとやさしく話をきいてくれるでしょうか・・?
自分で何とかできるようになったらいいと思いませんか?
ちょうど身体のコリも、マッサージを誰かにしてもらわないとほぐれない(と、思ってしまう)のと、
自分でヨガや動いてコリがほぐせるようになるのと、
どっちがいいでしょうか?
たまにはマッサージしてもらうと気持ちよく、また一人でほぐすのとは違った心地よさがあるのと同じように、
人に聞いてもらうことももちろんよいでしょう。
しかし、人に聞いてもらわないと解決できないまま大人になってしまうことはないのかな・・?
と、思わずにはいられません。
ささいなことで嫌な気持ちになり、その気持ちの処理が、スクールカウンセラーのように
しっかり向き合って話をきいてくれるプロでないと処理できないと、
大人になっても、ささいなことで嫌な気持ちになって、ささいなことでカウンセラー(プロ)に頼らないといけなくなったりしないのでしょうか・・?
もちろん、スクールカウンセラーを否定しているわけではないのです。
いじめがあったり相談できないような深刻な悩みがあったり、本当に必要としているケースもあると思います。
でも深刻ではないケースで、カウンセラーを頼りすぎて育つ子たちは将来大丈夫かしら・・・と、思ってしまうのです。
ちょうど西洋医学が、病気になったものを薬で治すこと、東洋医学が、病気にならないようにする予防医学的なもの、を得意としていることとつながるように思います。
スクールカウンセラーは西洋医学的のように、気持ちが落ち込んでいる人をケアしますが、ヨガは東洋医学の思想、心の病にならないように瞑想でスッキリする、のだと思います。
どちらも違った良さがありますが、私は後者の発想がすきですね。
ヨガは自分を知ること、その自分の心をコントロールすることが目的です。
自分の中にいろんな感情があるけれども、それにふたをするのではなく向き合うこと。
どんなに表面では感情が動いても、心の奥底の魂の部分には、穏やかで変わらない自分がいること。
それを瞑想で感じ取って、その穏やかさを日常で活かすことがヨガの練習です。
他力本願ではなく、自力で何とかする!その術を身に付けるのがヨガなのです。
キッズヨガは、子どもに向けたメッセージが、ダイレクトで、また子どもの反応も素直で、
クラス中に私も「あぁそうか」と気づくことが多々あります。
伝え方は楽しく、一見遊んでいるように見えても、
将来、大人になっても役に立つ「ヨガ」が子どもたちに伝わりますように。
いい大学に行っていい会社に入って、それで、幸せになる、とだれもが思っていたと思います。
いま、残念ながらそうではありません。
誰もが憧れる有名企業で、仕事に追われ、自殺にまで追いやられるケースもありましたね。
ステータス(仕事やお金や物)と幸せは比例しません。
幸せは外に求めるものではなく、自分の内側にみつけるものなのです。
物欲で心を満たそうとしても、もっともっとと、欲が深くなるか、
それを失うのではないかと今度は不安になり、結局心は満たされないとヨガは教えます。
こんな時代だからこそ、いい点をとるためのスキルよりも、
ハッピーに生きるためのヨガの叡智を身に付けるといいんじゃないかなぁと思っています。
でも私の仕事だから私が言うと単なる宣伝のようで説得力がない・・・。
いまのキッズヨガを習っている子たちが大人になって幸せそうにしていたら
こんなに嬉しいことはありません。
きっと幸せそうにしているはずと信じて、20年、30年後を楽しみにしています。
大人でも、あぁなんだかツライとなる前に、ぜひヨガでリフレッシュしましょう。
子どもクラスほどダイレクトに伝えていませんが、
まずは身体のコリをほぐしてスッキリさせるところからはじめましょう。
子どもも大人も同じようにストレスに晒されていますよね。
子どもも大人もヨガで自分らしさを見つけれる場所でありたいです。